北海道の柏艪舎様
先週、柏艪舎代表取締役の山本様が来社された。柏艪舎は札幌にあり、長年翻訳家として活躍してこられた山本社長が8年前に始めた出版社で、今や道内一の出版点数を誇る。決して地元ネタに頼らず、文芸作品を中心に札幌から全国へ文化を発信している。いや、全国どころか、NYタイムズに広告を出すくらいだから世界を相手にしている。
札幌と東京間を時にはバイクで疾走するという山本社長はパワフルで若々しい。これまでの来し方に話しが及び、「三島由紀夫の楯の会にいた時は…」「楯の会に?」やはりこの方、ただ者ではない。
今回、太宰治生誕100周年を記念して、「太宰治選集 全三巻」を刊行。従来型の創作者(作者)の側から作品の発表順に編まれた「全集」ではなく、「読者」の立場を尊重して世代別に応じ、小説だけを集めた異色の「選集」である。三巻合わせて101編の作品が収められており、角田光代氏や石坂浩二氏が解説を担当。なんとも豪華で嬉しい企画ではないか。



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